沖縄県での取り組み
沖縄県では保育士の処遇改善のための取り組みが進んでいます。
今までの保育士の処遇についてのネガティブな印象が大幅に変わりつつあり保育士が働きたいと思えるように状況改善が進んでいる状況です。
その中かの取り組みの一つに潜在保育士の再就職を支援している事業があります。
保育士資格を持っているにもかかわらず保育士の労働環境や処遇が悪いということで働いていない潜在保育士は沖縄でも問題でした。
しかし、それを解消するために、潜在保育士が保育士として勤務することが決まったら就職準備金の20万円の貸し付けを行っているのです。
また、未就学児を持つ潜在保育士に対しては保育所復帰支援事業を展開しています。
これは潜在保育士に未就学児がいる場合、保育所に優先的に入所させるとともに未就学児が支払う保育料の半額を貸与してくれるというものです。
労働環境も改善
保育士の処遇はどんどんと改善しています。
今までは保育士の就職は正規採用ではなくアルバイトでの採用が多かったです。
しかし、正規採用での就労も増えています。
ただ、子供が小さい場合には正規での保育士の仕事は時間的に厳しくアルバイトで働きたいという人も少なくないです。
そこで、アルバイトで働きたいという人のために、保育園でのアルバイトでの給与も良くなっています。
給与が高いというのはやはり魅力的です。
正規雇用も最低賃金が上がっており、今までの労働環境よりも格段に良い状況に変わりつつあります。
今までは給与の面が理由で保育士資格があっても保育士で働いていなかったという人も少しずつ保育の現場に戻ってきており人材不足も改善がみられている状況です。
人材不足も解消できてきたことで、保育士の労働環境は格段に良いものになりつつあります。
そのため、潜在保育士はもちろんですが、これから社会復帰をしたいと考えている人にとっても再就職先として保育園を選ぶ人、保育士資格の取得を検討する人が出てきています。