40代以降の就活は大変
女性の場合には結婚・出産があることで仕事を続けることが難しいこともあります。
子育てや介護がひと段落をして就職をしたい、もう一度社会復帰をしたい、と思ってもなかなか仕事が見つからないということも多いです。就職活動をするとわかるのですが40歳を過ぎると一気に求人数が減ってしまいます。
そのためどれだけ優秀でもなかなか就職できないことも多いです。
そこで注目されているのが保育士です。保育士は有効求人倍率が1.17倍といわれており、一人あたり1件以上の求人があるといわれています。
ただ、40歳を過ぎてから保育士になることは資格取得や体力の面での不安を持つ人も多いです。しかし、40代からでも十分保育士は目指すことができます。
保育士試験は挑戦するのに年齢制限がない
保育士になるためには保育士資格が必要です。
保育士の養成課程のある大学や短期大学を卒業していない場合には自分で試験勉強をして保育士試験に挑戦し、資格を取得する必要があります。保育士試験は試験科目が多いため40代になっての取得は難しく思われることも多いです。しかし、実際には試験会場には40代以上の人もとても多く、たくさんの人が挑戦をしています。資格を取得したい、保育士として働きたいという気持ちがあれば誰でもチャレンジすることが可能です。
特に現在は、「保育士の復職の支援を目的とした研修」が開講されていることも多く、未経験者やブランクを持った人が保育士として働きやすい環境が整えられています。
職業訓練を利用する方法もある
上記のような民間の企業だけにとどまらず、公的機関であるハローワークでは、離職した人が就職しやすくなるように技術や知識を身につけるための職業訓練が行われています。
その中には保育士養成講座があり、2年間かけて試験勉強をすることが可能です。教材費などの実費負担はありますが、受講料は無料なので学費もかなりリーズナブルに試験勉強ができます。ただし、募集は一年に1度だけのことなので興味のある人はこまめに情報を確認しておきましょう。とくに保育士の講座は人気のある講座なので、定員になるのも早いです。
このハローワークが行う保育士養成講座の具体的な情報に関しては、ハローワークの公式ホームページで確認するようにしましょう。地域によって、募集要項が若干異なるため注意してください。
就職支援も充実
保育園は、多くの施設で人手不足にあるため、自治体でも再就職支援セミナーやマッチングイベントといったものを行っています。
こういったイベントを利用すると、自分の住んでいる地域の保育園状況を知ることができたり、保育の採用担当者から直接話が効けたりする機会を持つことも可能でしょう。就職活動で有益な情報が得られ、希望する保育園や条件の良い保育園での採用されるためにとても有効な方法です。