保育士の支援を進める富山県

全国的に保育士の不足が問題視されています。
大都市圏を中心に問題となっているように思われていますが、富山でも保育士不足の問題は深刻です。

そこで、厚生労働省が発表した保育士を増やすための保育士確保プランにのっとって取り組みがすすめられています。
そのためこれから保育士不足が解消される見込みです。

富山県での保育士不足への取り組み

保育士不足を解消するためには保育士資格を持っている人を増やすことが必要になります。
そこで富山県では保育士修学資金貸付事業を行っています。
これは指定保育士養成施設に通っている学生に対して修学資金の貸し付けを行うものです。

もちろん、誰にでも貸与をするのではなく条件があります。
保育士養成施設を卒業したのちは富山県内の保育所などの施設で5年間の保育士業務が必要です。
5年間富山市の保育所などで十字をしたら返還債務はすべて免除されます。

次に未就学児を持つ保育士に対しては保育料の一部を無利子で貸与しており、条件によっては返還免除を受けることが可能です。
産休や育休を取得した保育士が復職しない、できないという問題を解消するためにこの措置が取られています。
県内の保育所に勤める保育士は復職する際、未就学児の保育料の半額が支給され支援されるのです。

また、ファミリーサポートセンターをはじめとした預かり支援事業についても一部の貸与が可能です。
そして、返還免除も受けられるので核家族でワンオペ育児になりがちな家庭でも子供を保育園に預けての仕事ができます。

県内の保育所に勤務する潜在保育士に対しては就職にともなう引っ越し費用や通勤用の自転車の購入、仕事で用いる被服の購入費用など、就職に必要な資金を無利子で貸してもらうことができます。
そして、返還免除を受けることも可能です。
県内の保育所に勤務することが対象なので、これは上京した人を呼び戻すＵターン対策にも効果を発揮しています。

実務経験が少ない保育士や出産や育児でブランクのある保育士に対し、再就職支援も行っており、相談業務や就職支援にも積極的です。
これは現職保育士にも相談業務を行っており離職率の定価にも貢献をしています。