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男性であることに保護者から不安に思われていないか

泣きわめく子供

男性保育士への不安

男女雇用機会均等法が成立し、いろいろな現場で男女が共に働くようになっています。
保育の現場でも保母といわれ女性がメインの職場でしたが保父が登場し、今では保育士と名称が統一されており男性も活躍することが増えてきています。
ただ、まだ男性保育士の数は決して多くなく1割以下の状況です。

男性保育士が増えないのは職場環境がまだまだ男性の受け入れ態勢が整っていないということが理由の一つとしてあります。
そして、それとならんで大きな理由としてあるのが保護者が男性保育士に不安を抱えている点です。

女児の保護者の場合には男性保育士が担任になることに抵抗を感じることがあります。
特に着替えやオムツを替える場面では男性保育士に行ってほしくないという声もあり、対応が必要です。

実際、多くの職場では女児のオムツの交換や着替えは女性保育士が行うようにしていたり、男性保育士は幼児クラスを担当するようにしたりといった配慮がされています。
まだまだ保護者の理解を得るための取り組みが進んでいるというよりは、保護者からの不安を感じさせないための取り組みがとられていることが多いです。

男性保育士はどのように感じているのか

こども
男性保育士はまだまだ存在が少なく、男性保育士に担任されることなく卒園していく子たちも多いです。
しかし、少しずつ数が増えていることで、わが子が男性保育士に担任される可能性も高まっています。
まだまだ不安を持たれている状況に男性保育士はどのような感情を持っているのでしょう。

やはり、人間は新しいものに対しては不安を感じるものです。
そのため男性保育士に対して初めのうちは不安を持たれるということは致し方ないことでもあり、差別的に感じている保育士はあまりいません。

大切な子供を預けているため保護者がいろいろなことを不安視することは当然です。
そこで多くの男性保育士はそういった保護者の不安を取り除くために工夫をしています。

園内でどのような保育を行っているかを伝えるようにしたり、保育士からこどもの様子を直接伝える機会を設けたり、年度の保護者会できちんと自己紹介をしたりといった工夫をしている保育士も多いです。
最初の印象は特に大切であり、きちんと最初に自己紹介をしていたり、男性保育士から挨拶をしていたりすれば不安も取り除きやすくなります。
女性保育士よりも配慮が必要な部分がありますし、最初にネガティブな印象を持たれて関係性が始まることもありますが、きちんと伝えていけば伝わりますし、正しい保育をしていればきちんと理解してもらうことが可能です。